Katherine Jenkins : Bring Me to Life YouTube Cover
YouTube投稿ー第47曲目
Bring Me To Life (Katherine Jenkins Version / Evanescence )
Song Writers :Ben Moody / Amy Lee / David Hodges
Original Arranger : Evanescence
Cover Arranger :David Foster / William Ross
この曲は元々Evanescenceというユニットが発表した曲で、海外ではかなり有名だと思います。オリジナルは2003年璃リリースなので、既に20年前の曲です。そんな古い曲とはとても思えない新鮮さがあります。
キャサリン・ジェンキンスさんはメゾソプラノ歌手で、その方の声域に合わせて全体に高音域に寄った作りになっています。オリジナルはロックで、音域の広い曲では無いですが、デビッド・フォスターさんが結構遊びを加えているので、歌い甲斐のある1曲に仕上がっていると思います。
日本人は殆ど知らないと思いますが、ネオ・クラッシックの先駆けみたいな曲で、楽曲のゴージャスさはディビッド・フォスターさんならでは。途中でラ~ラの1オクターブ上昇フレーズがあるので、歌っててエキサイトします。
日本の音楽シーンも、この程度の楽曲がコンスタントに発表される程度にはなって欲しいものです。日本の音楽文化は、おニャン子が出て来た辺りから、レベルが右肩下がりに低下し続けてますよね。既に、プロとアマチュアの境界線が隣接状態ですし。この30数年は完全に暗黒時代ですね。
音楽家のレベルや技術は上がったとしても、歌の中核(メロディ)が、残念ながら「シンガーソングライター・レベル」ですからね。歌に特化した人間から見ると、作曲家さんの歌。自分の範囲で曲も作っているので、自分の歌唱力を超えた作品は生みようが無いでしょう。自分より遥か上の歌手の歌を作れて、作曲家として一人前だと思いますが、そういう感覚は無いみたい。
歌に特化した「本来の歌手」が歌うような楽曲は生まれて来なくて当然。中低空飛行って感じでしょうか? 美空ひばりさん程度は歌える歌手の方が出てくると、アイドルさんなんて問題外で商売にならない。音楽業界的には今の超低空飛行で居たいかもですね。一方で、日本人の大人の一般大衆は、世界一の知能を誇る人達だから、音楽聴く気も起きなくなりますかね。音楽業界が低迷しても当然の成り行き。
アメリカでも、欧州でも、音楽不況は起きているみたいです。マイケル・ジャクソン、プリンスも亡くなり、ホイットニー・ヒューストンも亡くなって久しく、セリーヌ・ディオンさんも病気。最近は、ホイッスルボイスとか、大道芸的なピーピー声を出してお客さんに受けるみたいな歌手が多いですよね。1曲なら面白いけど、歌を聴くって、そういう事とは少し違うかな。アメリカは、裸同然のカッコで腰振り捲る感じで、普通に頂けないですねぇ。しっかり歌う歌手が前面に中々出れ来れない時代ですが、それでも、日本のように、アイドル商売に特化し続ける異常事態は無かったから、実質的な差は相変わらず大きい。
テクニカル面について
私の歌い方は声を真直ぐに息漏れせず出しますが、クラッシック発声では基本声を揺らすので、必然的に声に息が漏れた感じになりますね。息漏れた感じにしないと、声はああいう感じに揺れないので。息漏れると息が無駄になるので、長いフレーズは全般に厳しい感じになります。また、ビートに乗れてないというか、クラシック発声の場合は、リズムが遅れがちになります。
その辺がクラッシック発声の限界でしょうか。それで良い人はそうされればという感じ。私は日本の純邦楽派なので、揺れた声はそもそも好きでは無いんですね。ついでにロック好きなので、ビートに乗って無いと聴いてて気になってしまいます。なので、息漏れなく、真っすぐ、ロックのビートにきっちり合わせた上で、高音域を普通に歌うようにすると、私の歌い方になります。
日本の音楽が欧米で人気とか言われていますが、日本に興味がある人達が多くなったためでしょう。ある意味、興味を持つのがステイタスみたいな感じで受けてるに近いでしょうね。そうではなく、絶対的に上になり、本当の意味で受入れられる時代が来ることを祈りますね。